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初恋 14

Auteur: 煉彩
last update Date de publication: 2026-01-14 08:07:06

 黒崎さんの手、大きい。男性の手ってこんなに大きいんだ。ごつごつしてて、逞しい。好きな人と手を繋いだの、はじめてかもしれない。

 近くの駐車場に駐めてあった車に乗る。なぜか後部座席に案内をされた。

 黒崎さんも後部座席に一緒に座る。

「もう泣いても大丈夫です。よく我慢できましたね」

 頭を撫でられ、ギュッと手を握ってくれた。

 どうして彼にはわかっちゃうんだろう。

 こらえていた涙が抑えられなくなる。

 彼がおいでというように手を広げてくれる。

 甘えてしまっていいの?だけど、彼には好きな人がいるんじゃ。

 私、こんなことされたら、黒崎さんのこともっと好きになっちゃう。

 私が躊躇していると

「嫌ですか?」

 彼が私に問いかけた。

 嫌なわけがない。

 首を横に振った。

「嫌だったら離れてください」

 そう彼は呟くと、私を優しく抱きしめた。

 あぁ、やっぱり落ち着く。黒崎さんの胸の中、広くて、大きくて。良い匂いがして。

 気がつくと私も彼のことを抱きしめ返していた。

 もう私の気持ちは戻れそうにない。黒崎さんのことがやっぱり好きだ。

 たとえ届かない想いだとしても、自分の
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